2/17開始→4/25終了告知→6/27終了
ローグライクではいっさいないので別に触れなくともいいんだけど、あまりにも早い終了で笑ったので。チュンソフトはレベルファイブの日野社長あたりに土下座して不思議のダンジョンシリーズをプロデュースしてもらったほうがいいんじゃないの。
2012年6月27日水曜日
2012年6月23日土曜日
『Zaga-33』レビュー
プレイ量: クリアまで
*1:定期的開催されている1週間でローグライクを作るという企画。今年のゲーム総数は60を越えた。
もともと今年の7DRL*1で作られたうちのひとつで、7DRLが終わった後もちょくちょく開発が続けられmac版とiOS版もリリースされた。
操作は説明がいらないほどシンプル。管理するリソースをHPとアイテムに限定しランダムな要素も極力廃したことによって、一挙手一投足をどれだけダンジョンに最適化できたかどうかがシビアに結果へ反映され踏破階数となって表れる。プレイの感覚は、不思議のダンジョンシリーズで、アイテムでしのぎながらひたすら階段即おりしているときの気分に近い。
不用意な1歩で招く窮地、倒れてから後悔する物資の出し惜しみ。そんな失敗を何度も繰り返すことで培われていく判断力が乱数の偏りと噛み合って、未踏の深層にスーっと行けたときの気持ちよさと緊張感というローグライクの醍醐味のひとつを、ミニマルな構成にすることで抽出し味わわせてくれる。『Zaga-33』は、『Rogue』から連綿と続くローグライクの本流ともいえるダンジョンサバイバルをより純化したゲームといえるだろう。1ドルかかるけど気軽に遊べる点でiOS版がおすすめ。
iPhone向けのローグライクといえば、『POWDER』や『NetHack』などの有名どころだったり不思議のダンジョンシリーズをインスパイアしたようなものだったりがいくつも出ているけれど、どれもプレイしてみてしっくりこない(数はそんなにこなしていないのでいいのがあったら教えて欲しい)。その1番の原因はタッチ操作とローグライクの相性の悪さで、キーボードやゲームパッドを前提に作られたUIをそのままスマートフォンに持ち込んだ結果、テンポを削がれたプレイを余儀なくされてしまう。その点から『Zaga-33』を見ると、移動とアイテム使用のみに操作が絞られるのと、そもそもテンポが良く進みたい場面が存在しないつくりなので気にならない。スマートフォンにおけるスタンダードが確立されていない現時点においてもっともおすすめなローグライクなのは間違いない。
*1:定期的開催されている1週間でローグライクを作るという企画。今年のゲーム総数は60を越えた。
2012年6月8日金曜日
Kickstarterにてローグライクのプロジェクトが相次いで出資を募りはじめる
相次いで、といっても2つだけ。
1つめは『Cult: Awakening of the Old Ones』。これはジェネレータでまるごと世界を生成して、そこで好きに遊ぶシミュレータ系。公式サイトにBay 12 gamesのリンクがあることからもわかるように『Dwarf fortress』の影響を強く受けている。DFと同じく個人で何年もかけてこつこつ作るスタイルで、しかもまだまだアルファもいいところ。ファンディングするといっても寄付の意味合いが強いのでお金をだすなら応援のつもりでいきましょう。
2つめは『Auro』。『100 Rogues』を作ったDinofarm Gamesのふたりと『Cardinal Quest』( PLAYISMに日本語版もあるよ!)のプログラムを担当したIdo Yehieli氏が共同で作っているスマホ向け。プレイ動画を見てわかる特徴はヘックスを採用しているところ。四角マスと比べて、タッチ操作との相性やら敵に囲まれやすさやら、様々な部分で変わってくるだろうから楽しみ。グラフィックだけ見てもインディーズにあるまじき力のいれようで、正直おもしろいかどうかよりも商業的に成功して欲しいと思う気持ちが強い。
ここからは、Kickstarter自体の話。
『minecraft』の大成功が象徴的なインディーゲーム界の過熱っぷりは自分から見るとバブル感というかハイプな感じがどうも否めなく、ここからだんだん落ち着いていく方向に行くのかなーと思っている。もしもこうした過程で歪みみたいなものできていたとしたら、実際に問題として表出してくるのは先物取引のような面も持つKickstarterなんじゃないかと予想している(自分が知らないだけで、大金が集まったのに頓挫したようなゲームプロジェクトがすでにあったのかも)。まあローグライクに限って言えば、むしろもっと波に乗ってけよといいたいくらいで、景気のいい話はローグライク-ライクなゲームデザインらしい『FTL』が20万ドル!集めたことぐらいだろうか。上の『Auro』はけっこう訴求力ありそうだけど、きっかけがないとねぇ。
[追記]
『Auro』は$14,571、『Cult』は$34,026集めて両方とも無事達成。それにしても、『Auro』に比べて素朴すぎる見た目の『Cult』が倍以上資金を調達するところに、このジャンルを好む人達の嗜好が表れている気がする。
さらに、5大ローグライクにも数えられる『ADOM』がKickstarterではないけどクラウドファンディングをつかって資金集めを開始した。去年あたりからADOM II(JADE)の開発が始まってたらしいけど、今回のファンディングはその2の方でなく、1の方のバージョンアップのためらしい。目標額48,000ドルでかーなりきつい設定に見えるけど1日で10,000ドルを越えていたし、もしかしたら集まるのかもしれない。
1つめは『Cult: Awakening of the Old Ones』。これはジェネレータでまるごと世界を生成して、そこで好きに遊ぶシミュレータ系。公式サイトにBay 12 gamesのリンクがあることからもわかるように『Dwarf fortress』の影響を強く受けている。DFと同じく個人で何年もかけてこつこつ作るスタイルで、しかもまだまだアルファもいいところ。ファンディングするといっても寄付の意味合いが強いのでお金をだすなら応援のつもりでいきましょう。
2つめは『Auro』。『100 Rogues』を作ったDinofarm Gamesのふたりと『Cardinal Quest』( PLAYISMに日本語版もあるよ!)のプログラムを担当したIdo Yehieli氏が共同で作っているスマホ向け。プレイ動画を見てわかる特徴はヘックスを採用しているところ。四角マスと比べて、タッチ操作との相性やら敵に囲まれやすさやら、様々な部分で変わってくるだろうから楽しみ。グラフィックだけ見てもインディーズにあるまじき力のいれようで、正直おもしろいかどうかよりも商業的に成功して欲しいと思う気持ちが強い。
ここからは、Kickstarter自体の話。
『minecraft』の大成功が象徴的なインディーゲーム界の過熱っぷりは自分から見るとバブル感というかハイプな感じがどうも否めなく、ここからだんだん落ち着いていく方向に行くのかなーと思っている。もしもこうした過程で歪みみたいなものできていたとしたら、実際に問題として表出してくるのは先物取引のような面も持つKickstarterなんじゃないかと予想している(自分が知らないだけで、大金が集まったのに頓挫したようなゲームプロジェクトがすでにあったのかも)。まあローグライクに限って言えば、むしろもっと波に乗ってけよといいたいくらいで、景気のいい話はローグライク-ライクなゲームデザインらしい『FTL』が20万ドル!集めたことぐらいだろうか。上の『Auro』はけっこう訴求力ありそうだけど、きっかけがないとねぇ。
[追記]
『Auro』は$14,571、『Cult』は$34,026集めて両方とも無事達成。それにしても、『Auro』に比べて素朴すぎる見た目の『Cult』が倍以上資金を調達するところに、このジャンルを好む人達の嗜好が表れている気がする。
さらに、5大ローグライクにも数えられる『ADOM』がKickstarterではないけどクラウドファンディングをつかって資金集めを開始した。去年あたりからADOM II(JADE)の開発が始まってたらしいけど、今回のファンディングはその2の方でなく、1の方のバージョンアップのためらしい。目標額48,000ドルでかーなりきつい設定に見えるけど1日で10,000ドルを越えていたし、もしかしたら集まるのかもしれない。
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